石破日本首相、ウクライナ有志連合ビデオ首脳会合に書面でメッセージ

日本の石破首相は、10日に英国とフランスの主催で開催された「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」に際して、書面でメッセージを発出した。

日本外務省が公式ウェブサイトで公表した

石破首相は、各国による懸命な外交努力にもかかわらず、「ロシアは、キーウを含むウクライナ全土への激しい攻撃を継続している」とし、日本は、早期の全面停戦、ひいては公正かつ永続的な平和実現に向けた、ロシアによる前向きな対応を強く求めると伝えた。

また同氏は、「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、ウクライナに平和を実現するにあたっては、欧州のみならず、インド太平洋を含む世界の安全保障への影響も考える必要がある」と訴えた。その際同氏は、「平和が維持されるためには、再侵略を抑止する和平の枠組みの構築が重要」と強調した上で、今回の有志連合首脳会合は「正に時宜にかなったもの」だと表明した。また同氏は、米国を含む関係国の関与も重視しているとした上で、引き続き国際社会と連携して、取り組んでいくと伝えた。

同氏はその他、日本はウクライナの復旧・復興の取り組みを後押ししていくとし、「その一環として、復興の大前提となる地雷対策を推進するべく、地雷対策会議を10月22日に東京で開催する」ことを喚起した。

最後に同氏は、「本日の会合が、ウクライナにおける公正かつ永続的な平和に向けた重要な一歩となることを強く期待している」と伝えた。

写真:ウクライナ大統領府