ウクライナ・ロシアの第2回代表団交渉が終了 被拘束者交換にのみ合意

イスタンブルにて開催されていた第2回ウクライナ・ロシア代表団交渉が終了した。

ウクライナ代表団を率いるウメロウ国防相が会合後に記者団向け声明を呼び上げた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ウメロウ氏は、「最初の項目は停戦。第2が、私たちの人々、被拘束者、連れ去られた子供達の解放。3つ目は、首脳の会談。私たちは、交換のみについて合意した。その他の詳細は後ほど提示する」と発言した。

また同氏は、被拘束者交換の際には、特定のカテゴリーの国民に注意が向けられていくとし、それについては後ほど情報を提供すると伝えた。

後ほど、ウメロウ氏による、より大きな記者会見が予定されている。

また同日、イェルマーク宇大統領府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ウクライナ側は同日ロシア側に、ロシア領へと追放されたウクライナ児童のリストを渡したと伝えた。なお、イェルマーク氏は代表団には加わっていない。

イェルマーク氏は、「今日のイスタンブルでの交渉時、ウクライナ側はロシア側に正式に、帰還させねばならないウクライナ児童のリストを渡した。ロシアが違法に追放したか、強制的に移送したか、一時的被占領地で高速している数百人の子供たちのことだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナは3月のジッダでの会合時にはすでに人道的要素を含む30日間の停戦に応じる用意があることを認めていたことを喚起した。

そして同氏は、ウクライナ児童の帰還は、公正かつ永続的な平和の不可分の一部であるとし、また信頼の鍵となる要素であり、意向の誠実さを示す最初のテストだと指摘した。

その上で同氏は、「回答を待っている。ボールはロシア側のコートにある。真の誠意は、言葉でなく行動だ。今がそれを証明する時である」と書き込んでいた。