ケロッグ米ウクライナ問題特使、ロシア予告の「3日間停戦」を批判

米国のケロッグ・ウクライナ問題特使は29日、トランプ米大統領は30日間の停戦を待っているのであって、ロシア首脳プーチン氏による3日間の一方的「停戦」予告を「馬鹿げている」と批判した。

ケロッグ特使がフォックスニュースへ出演した際に発言した

ケロッグ氏は、「大統領が望んでいるのは、海、空、陸、インフラでの包括的な停戦で、最低でも30日間で、延長できるものだ」と喚起した。

そして同氏は、ウクライナには「協力する準備がある」とし、「今全てはロシア人、プーチンにかかっている」と強調した上で、「私は、私たちが目的に近いと思っている」と補足した。

さらに同氏は、同番組にて、米国はウクライナに「22の非常に具体的な行動」を提案したと発言した。その際同氏は、「それら全てを彼が気に入ったわけではないが、しかし、到達する最終的立場は誰も気に入らないものであるし、それが普通だ」と指摘した。

同時に同氏は、プーチン氏が3日間の一方的停戦を予告したことを批判した。その際同氏は、「私たちは交渉しており、私は、彼ら(編集注:ウクライナ)とは全てうまく行っていると思う。そして、3日間停戦は、馬鹿げている」と発言した。

これに先立ち、ロシアのプーチン氏は、5月8日から10日にかけて3日間の一方的な「停戦」を予告していた。

これに対して、ゼレンシキー宇大統領は、停戦するのに5月8日まで待つ必要はなく、即時実施可能なはずだと指摘している。