ウクライナは米国から有償の支援を受け取る準備がある=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、同国は米国から有償のものも含め、様々な形態の支援受け取りを検討していると発言した。

ゼレンシキー大統領がテレビ番組「統一ニュース」へのインタビューの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「非常に多くの案が検討されている。(編集注:米国の)ある議員が最近(ウクライナを)訪れた。彼は、『有償資金に同意するか? 資金が有償だったら、受け取らないか?』と述べた。私は、『選択肢がないなら、何のための質問なのだ?』と答えた。 私たちはどのような形にも同意する。もっと言おう。もしあなたが、ウクライナに有償(支援)パッケージを今日提供するか、無償で全てを1年後に提供するかと提案したら、私たちは『今日だ』と述べるであろう。その点に選択肢はない。私たちの選択は、生き延びて、勝利することだ。私たちは、様々な手段でそれを行おうとしている」と強調した。

同氏はまた、いずれにせよ米国による支援は決定的だと述べた。同時に同氏は、ロシア・ウクライナ戦争は実際には世界中の安全保障の問題なのに、残念ながら、米国の国内問題となってしまったと指摘した。

その他同氏は、凍結されているロシアの資産のウクライナへの譲渡可能性についてもコメントした。同氏は、「英国の人々が、ウクライナの人々にその凍結資産を全てあげようとではないかと述べる。それは数千億ドルだ。素晴らしい、私たちは彼らに感謝している。しかし、それが単なる公のシグナルでしかないということのないよう、それを実行しようではないか…。欧州連合(EU)のレベルで決定があり、彼らはその決定を採択せねばならない。今のところ、シグナル以外は何もない。しかし、武器は今必要なのだ」と発言した

写真:大統領府