ウクライナは1回だけ大規模反攻ができる=チェコ大統領

チェコ共和国のパヴェル大統領は、ウクライナは今年反転攻勢の機会をうまく利用しなければならないとし、そうしなければさらなる反攻の支援を同盟国から受けるのは極めて難しくなるだろうと発言した。

パヴェル大統領がポーランドのジェチポスポリータへのインタビュー時に発言した

パヴェル氏は、「多くの国、多くの政治家が、今年の何らかの進展を期待している。私は、ウクライナは大規模な反攻実行の試みを1回のみ得られると思っている。そのため、もしウクライナが大規模反攻を開始することを決め、失敗したら、次の(反攻の)ための資金を得ることは極めて難しくなるだろう」と発言した。

同氏はまた、「それは今後数か月以内に起こる」と指摘した。

さらに同氏は、「今年、機会の窓が開く。次の冬の後には、支援の現在の水準を維持するのは極めて困難となる。戦争への疲れは、人的リソースや機材の枯渇やウクライナのインフラ破壊だけでなく、支援を与える国々における疲れもある」と発言した。

その他同氏は、重要な要因の1つが、来年行われる米国における選挙であり、それが「米国のウクライナに対する関心と支援水準を下げる」可能性があると指摘した。そして、米国の関心が消えていくと、多くの欧州の国々も同じことを行うだろうと発言した。