米政権、ウクライナ軍によるクリミアの露占領軍攻撃の可能性にコメント

米ホワイトハウスは9日、自国の領土一体性と主権を防衛し、ロシア侵略に反撃を加えているウクライナを支持し続けると発表した。

米ホワイトハウスのジャン=ピエール報道官が、記者からの、米国がウクライナ軍に武器を供給する中で、米国はクリミアにおける軍事施設をウクライナにとっての合法的攻撃対象だとみなしているか、との質問に対して答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジャン=ピエール氏は、質問に対して「私たちは、自らの主権と領土一体性を防衛しているウクライナの努力を支持している」と発言した。

さらに同氏は、ロシアにより始められた戦争は長引く可能性があるが、米国は今後もウクライナの人々を支持し続けると指摘した。

同氏は、「私たちは、ウクライナがロシアのいわれない侵略へと抵抗できるようにし続けるし、その点に集中し続ける」と発言した。

これに先立ち、9日、クリミアのロシア占領政権は、ロシア軍のサキ航空基地のある被占領下ウクライナ領ノヴォフェドリウカにて爆発が発生したことを認めていた

ウクライナ国防省はサキ航空基地の爆発につき、火災発生原因を特定はできないとしつつ、「防火ルールと不特定の場所での禁煙」の重要性を指摘していた。