ロシア・ウクライナ和平交渉において欧州は独自の要求を出すべき=カラスEU上級代表

欧州連合(EU)のカラス外務・安全保障政策担当上級代表は4日、欧州はロシア・ウクライナ間の和平交渉に加わり、ロシアに対して真剣な要求を突きつけるべきだと主張した。

カラスEU外務・安全保障政策担当上級代表がワルシャワでのバルト海諸国理事会の非公式閣僚会合後記者会見において発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カラス氏は、「モスクワの最大主義的な要求は変わっていない。欧州には、この戦争がどのように終わるべきかについて、明確かつ合法的な関心がある。私たちが声を上げなければ、誰も代わりにはやってくれないし、待ちすぎれば手遅れになるかもしれない」と指摘した。

また同氏は、交渉の基礎となるのは国境の尊重、工作の停止、戦争被害への賠償、ロシアに連れ去られたウクライナ児童たちの帰還だと主張した。

同氏はさらに、「ロシアの最大主義的な要求に対し、最小主義的な回答で応じることはできない」と強調した。

メルツ独首相が、欧州は和平交渉の一端を担うべきだと述べていることに関連し、カラス氏もまた、「ロシアに対する私たちの要求について議論し、アイデアを提案すること」を呼びかけた。その際同氏は、「なぜなら、今回の交渉においてウクライナ側からは多くの譲歩がなされているが、ロシア側からは1つの譲歩もなされていないことが明らかだからだ」と発言した。

さらに同氏は、欧州に対してもすでに要求が突きつけられていると指摘し、「欧州への要求がある中で、現在進行中の交渉に対して事前に承認を与えないことが重要だ。交渉なしに前もって合意を与えることはないという点について、私たちは強く確信を持ち、はっきりしておかなければならない。だからこそ、私たちは交渉の席に着く必要があるのだ」と訴えた。

同氏は加えて、交渉に参加すれば欧州もロシアに要求を出すと明言し、「私たちは本日、この点についても協議した。ウクライナに関する交渉の場ですでに提出されている要求を反映した項目があり、それらはロシア側に対しても突きつけられなければならない。欧州の安全保障構造に関する項目もあり、持続的で長期的な平和を実現するために、私たちはロシアに対する要求を持っている」と発言した。

さらに同氏は、欧州が平和の持続を望むのであれば、「ロシアが隣国を攻撃しないこと」を保証する必要があり、そのためにはモスクワも譲歩に応じなければならないと述べた。