ウクライナは露ベラルーシ軍事演習を非常に注意深くフォローしている=クレーバ外相

クレーバ外相は、ロシア連邦とベラルーシの戦略的軍事演習「ザーパド2021」にて実施されているシナリオは非常に深刻なリスクをはらむものであるため、ウクライナは注意深くフォローしていると発言した。

クレーバ外相が政治討論番組「サヴィク・シュステルの表現の自由」出演時に発言した。

外相は、「演習『ザーパド2021』については、私たちは、それを非常に注意深くフォローしなければならない。実際、ウクライナの軍人、外交官はそうしている。なぜなら、同演習で実施されているシナリオは、非常に深刻なリスクをはらんでいるからだ」と発言した。

外相はまた、ロシアによりベラルーシが吸収された場合、ウクライナにとって危険な国境がさらに1000キロメートル現れることになると強調した。

さらに外相は、ベラルーシとロシアの間の共同プログラムの実現には1年では不可能だろうと述べ、「すでに達成されている合意を私たちは分析したが、私は、法律の調和には2年が必要で、全ての共通プログラムの履行には5年かかると思っている」と発言した。

これに先立ち、9月10日、ロシア軍とベラルーシ軍による共同軍事演習「ザーパド2021」が始まっている。演習は、ロシアの9の演習場、ベラルーシの5の演習場、バルト海海上にて行われており、参加人員は約20万であり、航空機・ヘリ80機、軍事機器760台(戦車290両、艦船15隻)が参加する。

同演習は、9月16日まで続く。