20〜25年後、ウクライナは欧州の新たな「経済の虎」になる=欧州委員

欧州連合(EU)のクビリュス欧州委員(防衛・宇宙担当)は27日、EUの対露戦略は、ウクライナを繁栄させ、ウクライナを、攻撃的な隣国ロシアの変革を促し得る、欧州の新たな「経済の虎」へと変貌させるものであるべきだと発言した。

クビリュス欧州委員が、ポーランド・ジェシュフで開催されている国際会議「ウクライナ復興会議に向けて:安全保障及び防衛の次元」にオンラインで出席した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クビリュス氏は、「ウクライナの繁栄は、欧州大陸全域の持続可能な平和のために極めて重要だ」と発言した。また同氏は、「プーチン・ルカシェンコ政権下の権威主義的なロシアと権威主義的なベラルーシこそが、欧州大陸に平和が不在である主な原因だ」と述べ、権威主義的なロシアは民主主義と平和に対する恒常的な脅威として認識されるべきだと強調した。

同氏はさらに、成功したウクライナはロシアにおける変革を誘発する可能性がある、ロシア国民がウクライナの経済的成功に触発される可能性があるからだとの見方を示した。そして同氏は、「ウクライナの成功は、一般のロシア人が正常な生活への復帰を要求することを鼓舞し得る」と述べた。

また同氏は、ウクライナの繁栄は欧州統合(編集注:ウクライナのEU加盟)の成功にかかっていると指摘した。同氏は、強いウクライナ経済が農業を含む欧州の産業に問題をもたらす可能性があるという一部の欧州内の懸念に反論し、ポーランドやバルト諸国がEU加盟を目指していた際にも同様の懸念が表明されていたことを想起させた。

同氏は加えて、当時の「旧欧州」の政治指導者たちが拡大の潜在的な利点を見出したことで、加盟プロセスが成功裏に完了したと指摘した。

EU加盟後に著しい経済成長を遂げた自国リトアニアに言及し、同氏はウクライナも同様の成功を収めるだろうと自信を示し、「20〜25年後、ウクライナは欧州の新たな『経済の虎』となるだろう」と強調した。