ウクライナ・モルドバ両大統領、安全保障、欧州統合、経済協力につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領とモルドバのサンドゥ大統領は26日、キーウで会談を行い、安全保障、欧州統合、経済協力について協議を行った。
ゼレンシキー大統領が、キーウを訪問したサンドゥ・モルドバ大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「本日、私たちはサンドゥ氏と以下のような課題に主な注意を払った。安全保障、私たちの国境を越えた協力、私たちの防衛、発展、インフラ、エネルギーだ。そして、私たちの欧州連合(EU)への歩み、パートナーとしての歩み、共同の歩みについて非常に具体的に話した。両国は、強く結束した欧州の一部となるに値する」と発言した。
また同氏は、ウクライナは一貫してモルドバの欧州統合の願望を支持していると強調した。同氏はその際、「ウクライナは常に、モルドバがEUの一部となる権利を守ってきた。以前、私たちは両国が候補国となるために重要な措置を実行した。私たちは現在、全ての(編集注:加盟交渉の)クラスターが迅速に開始され、EUへの加盟が私たち、ウクライナ、モルドバ、EU全体の共通の成功となるよう取り組んでいる」と述べた。
同氏は、安全保障分野にも触れ、「私たちは今後も、安全保障上の問題、特にに関する問題においてモルドバを支援し続ける」と強調した。
写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム
同氏はまた、ウクライナ、モルドバ、ルーマニアの三国間協力、とりわけインフラ及びエネルギー分野での協力発展についても言及した。その際同氏は、「私たちはルーマニアと共に三国間フォーマットをさらに発展させる準備がある。私たちはインフラにおいて重要なことを共に行っている。これは輸送路、特にトランジットに関することであり、また私たちのエネルギー、特に国境を越える送電線に関することだ。私たちのエネルギー・システム間の現実的なつながりが増えれば増えるほど、私たちの国民の生活の防護が強まる」と指摘した。
その他同氏は、「私たちは本日、政府間の活動について協議した。隣国関係で自然に生じるいかなる経済課題も、最大限迅速に、私たちの共通の利益にかなう形で解決されることが重要だ」と指摘した。
サンドゥ大統領は、同記者会見で、EUに対してウクライナ及びモルドバとの加盟交渉を遅滞なく開始するよう呼びかけた。
またサンドゥ氏は、「40年前のチョルノービリは、共通の脆弱性が何を意味するかを私たちに教えた。現在のロシアの戦争は、再びそれを教えている。だからこそ私たちは、モルドバの安全保障とウクライナの安全保障は相互に関連していると率直に述べている。正にそのために、欧州への道は非常に大きな意味を持っている。EUは常に、進展は報われると約束してきた。モルドバとウクライナは、加盟交渉を公式に開始するための条件を履行した」と述べた。
同氏はさらに、EUの義務の遵守は拡大プロセス全体の信頼にとって重要であると強調し、EUが既にウクライナへ900億ユーロを提供を承認し、ロシアに対して新たな制裁を導入するなど、団結と覚悟を持って行動したことを喚起した。
そして同氏は、「EUは拡大プロセスにおいても同様の団結をもたらし、これ以上の遅滞なく私たちの両国との交渉を開始すべきだ」と要請した。
同氏はさらに、ウクライナの復興は欧州の共通の責任であると指摘し、モルドバもそれに貢献する準備があると表明した。
なお、27日、サンドゥ・モルドバ大統領は、ウクライナを訪問し、チョルノービリ原発事故40周年関連式典に出席していた。