ウクライナ、国連で北朝鮮に核兵器破棄を呼びかけ

国連ウクライナ代表団は、北朝鮮に対して、核実験の停止と完全な非核化を要請した。

8日、国連総会の「​​核実験に反対する国際デー」周知を目的とした会議の際に、ユーリー・ヴィトレンコ駐国会ウクライナ常駐副代表がウクライナ代表団声明を読み上げた。ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。

ヴィトレンコ氏は、「現在、北朝鮮は、21世紀に核実験を実施した唯一の国となっている。私たちは、北朝鮮に対して、国連安保理決議に従い、完全かつ、コントロールされ、不可逆的な非核化の道への具体的なステップをとるよう要請している」と発言した。

ウクライナはまた、北朝鮮に対して、以前に発表した核実験停止の意向を実現し、かつ包括的核実験禁止条約(CTBT)の署名・批准をするように要請した。

加えてウクライナは、「世界中のいかなる場所でも、いついかなる時でも核実験に停止を強く支持する」とのこれまでの立場を繰り返した。

なお、1996年9月10日、国連総会が包括的核実験禁止条約(CTBT)を採択した。同条約は加盟国がいつでも署名できる状態となっている。

現在、署名国は185、批准国は170(中国、米国、インド、イラン、イスラエル、パキスタン、エジプトは、署名はしたが、批准はしていない)。