【宇EU首脳会談】首脳会談はEUとウクライナの関係深化の明確なシグナル=欧州理事会議長

シャルル・ミシェル欧州理事会議長は、6日にブリュッセルで開催されたウクライナEU首脳会談につき、同開催はEUによるウクライナとの関係深化のシグナルであると発言した。

ミシェル欧州理事会議長がゼレンシキー大統領とボレル欧州上級代表との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ミシェル議長は、「COVID-19は、私たちに、関係とパートナーシップを維持することが非常に重要だという、更なる教訓を与えた。正にそのために、今日の対面式の会談は、私たちとウクライナの関係の発展、その深化に関する非常に大きなシグナルなのだ。その会談は、EU市民とウクライナ国民に対して、特に危険な時期の中での私たちの関係の重要性についての明確なシグナルを送っている」と発言した。

議長は、EUは、ウクライナの領土一体性と主権を支持し続けていくと明言し、更に「私たちは、ロシアによるクリミア半島の違法併合を非難している。EUからのミンスク諸合意完全履行の支持と、クリミア・セヴァストーポリのロシアによる違法併合の私たちの不承認は、引き続き揺るがない」と発言した。

また、ミシェル議長は、ゼレンシキー大統領のドンバス紛争解決に向けた行動を非常に重要だと指摘し、同時にロシアに対して、ウクライナの主権と領土一体性を尊重する、平和的情勢解決のための決定模索に向けた相互的行動をとるよう要請した。

なお、6日、ブリュッセルでは、第22回ウクライナEU首脳会談が開催された。同首脳会談は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡散が始まって以来、EUとパートナー国の間で開催される初めてのものとなる。