イェルマーク大統領府長官、集会開催の被拘束者親族と面会

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28日、大統領府前にてドンバス地方一部被占領地にて拘束されるウクライナ国民の親族が集会を開催。これを受け、大統領府のイェルマーク長官が集会参加者と面会を行なった。

集会の様子は、ウクルインフォルムの記者が伝えた。

集会参加者の一人は、「大統領が私たちの身内を家に帰らせるよう、大統領に会いたいと思っている。(拘束されている)彼らはウクライナに忠誠を誓っている者たちだ。私たちは、彼らをできるだけ早く家に帰らせたい」と発言した。

集会に参加したのは約20名。彼らは、被拘束者交換の情報が伝えられておらず、連絡もないため、ゼレンシキー大統領に会うために大統領府に来たと述べた。

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ

参加者たちは、現在被占領下ドンバスにて拘束される親族の肖像写真や「話をしよう」と書かれたプラカードを掲げた。

その後、アンドリー・イェルマーク大統領府長官とリュドミラ・デニーソヴァ最高会議人権問題担当全権が集会参加者を大統領府内に通し、面会を行なった。デニーソヴァ全権がテレグラム・チャンネルにて伝えた

デニーソヴァ氏は、「たった今、イェルマーク大統領府長官とドネツィク・ルハンシク両州一時的被占領地にて拘束されている国民の親族との面会が終了した」と書き込んだ。

デニーソヴァ最高会議人権問題担当全権

同氏は、同面会にて、大統領府傘下に作業部会が設置され、同作業部会には被拘束者の親族も加わること、また行方不明者捜索委員会が作業を開始したことが伝えられたと説明した。

また、同氏は、被拘束者法案の採択を主導していく他、被拘束者親族への財政支援問題を提起したことを伝えた。

双方は、ウクライナ国民の帰還プロセス調整のために、情報分析のための対話を活発に行うことで合意したとのこと。