保安庁、武装集団元構成員から露侵略の証言を得たと発表

ウクライナ保安庁(SBU)は、政府管理地域に違法武装集団「DPR」の元参加者を連れてきて、ロシアの侵略に関する重要な証言を得た。

10日、SBU広報室が発表した

発表には、「ドニプロペトロウシク州SBU特殊作戦局職員は、2015年にこのドネツィク州ヤシヌヴァタ地区の住民が物質的困窮により、通称『DPR第1軍集団第100独立自動車化狙撃旅団』の大隊に加わったことを明らかにした。同男性は、ドネツィク市の元ウクライナ軍基地の敷地に駐留する違法武装集団本部の警備を行っていた。この仕事により、男性は1万5000露ルーブルの給与を得ていた」と書かれている。

続けて、発表には、同男性が、民間人に対するものを含め、武装集団の犯罪行為を目にする内に、被占領地を去ろうという気持ちになっていったと書かれている。同男性は、ウクライナ治安機関側に占領者の犯罪行為とロシア軍事技術のプレゼンスについて証言を提供したという。

発表には、SBU防諜要員と捜査官が、同人物への詳細な調査を行い、このウクライナ国民が戦闘に参加していないこと、その他重罪を犯していないことを確認し、その事実と、ロシア連邦の対ウクライナ軍事侵攻に関する重要な証拠の捜査班への提供を考慮し、裁判所の決定を通じて、同人物から刑法典第258-3条2項が定める刑事責任の免除が行われたと書かれている。