ゼレンシキー大統領「ノルマンディ・フォーマットを拡大する、もし現在のメンバーで結果がでないなら」

ゼレンシキー大統領は、ノルマンディ・フォーマットは現在の構成(ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4か国)で最初の会談を行いたいと思っており、その構成でフォーマットが機能しなかったら、米国やその他の国を参加させてフォーマットを拡大したいと思っている。

25日、ゼレンシキー大統領がニューヨークでのトランプ米大統領との会談後にウクライナ報道機関に対する記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

同時に、ゼレンシキー大統領は、ノルマンディ4首脳会談の日程は今のところ合意できていないと伝えた。

大統領は、「現在、私たちは、私の政治人生で初めて、今あるフォーマットでの会談をせねばならない。もしそれが機能せず、進まなかったら、その時は、私たちは拡大しよう。(拡大は)米国だけではない」と発言した。

大統領は、米国に対してノルマンディ・フォーマットへと加わるよう繰り返し提案してきたと述べ、本日のトランプ大統領との会談では、初めて直接、同大統領をノルマンディ・フォーマットに招待したと明かした。

その上でゼレンシキー大統領は、「しかし、それは、私たちがノルマンディ・フォーマットの会合開催を待っている今このタイミングで、米国大統領が加わるということではない」と説明した。

ゼレンシキー大統領は、現在現行の構成(4国)のノルマンディ・フォーマットでの会談に向けた協議が続いていると伝えた。

同時に、ゼレンシキー大統領は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相につき、「彼女は本当にウクライナをサポートしている。とりわけ、ノルマンディ・プロセスにおいて」として謝意を表明し、「それはウクライナにとって非常に重要なことだ」と補足した。

ただし、ノルマンディ首脳会談の日程については、大統領は、「私たちは、彼女(メルケル独首相)と日程について話した。私たちは日程(が決まるの)を待っている。今のところ、残念ながら、合意に至っていない」と発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は、第74回国連総会に出席すべく、9月23~26日、米国を実務訪問している。

25日、ゼレンシキー大統領は、トランプ米大統領と2者会談を行った。