ベルリンでのゼレンシキー宇大統領と米国代表団の交渉終了

15日、ベルリンにて、ゼレンシキー宇大統領率いるウクライナ代表団とウィトコフ米大統領特使とクシュナー氏の率いる米国代表団の2日目の交渉が終了した。

ウクライナ代表団の関係者がウクルインフォルムに伝えた。

関係者は、ゼレンシキー氏は、その後シュタインマイヤー独大統領との会談に向かったという。

また、ウクライナ代表団に参加しているウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、同協議後、Xアカウントにて、「過去2日間、ウクライナと米国の交渉は建設的かつ生産的であり、真の進展が達成された。私たちは、本日中に私たちを平和に近付ける合意に達することに期待している」と書き込んだ

また同氏は、現在メディアには多くの雑音と匿名人物の憶測が出ているとし、「どうか噂や挑発に惑わされないで欲しい」と訴えた。

同氏は同時に、ウィトコフ氏とクシュナー氏が率いる米国チームは、ウクライナが永続する和平協定への道を見出すのを助けるべく、極めて建設的に取り組んでいると指摘し、「ウクライナチームはトランプ大統領と彼のチームが注いでいる全ての努力につき深く感謝している」と強調した。

同じく、ウクライナ代表団に参加しているキスリツャ外務第一次官は、Xアカウントにて、「米国側が和平プロセスに完全に関与し続け、公正かつ永続的な戦争終結に繋がり得る措置を特定しようとしていることが重要だ。彼らが平和を実現するために時間、努力、リソースを投入しているにもかかわらず、米国チームのアプローチを誤って記述するのは不公平だ。いずれのチームも互いの意見に注意深く耳を傾けている。ウクライナの立場は非常にはっきりしている。匿名の情報源は正しくない」と主張した

さらに同氏は、クシュナー氏とウィトコフ氏と2日間連続で同じ部屋にいたとしつつ、メディアで広まっている陰謀論は誤りだと指摘した。そして同氏は、「米国パートナーたちのウクライナの利益と立場に関する理解の水準には肯定的に感銘を受けている」と伝えた。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は14日も、ベルリン訪問時にメルツ独首相と共に、米国のウィトコフ大統領特使とトランプ氏の娘婿であるクシュナーと5時間以上にわたり会談を行っていた

写真:ゼレンシキー大統領(テレグラム)(14日に投稿されたもの)