ポロシェンコ大統領、過去5年間の自身の任期を振り返り「ウクライナを守り、ノヴォロシアを葬った」

ペトロ・ポロシェンコ大統領は、自身の5年間を振り返るメッセージを発出し、、ウクライナを守ったこと、「ノヴォロシア」プロジェクトを葬ったことを指摘しつつ、最も残念なのは、平和の確立とウクライナの領土一体性が回復できなかったことだと発言した。

19日、ポロシェンコ大統領のメッセージが大統領府に掲載された

大統領は、「ウクライナは、単に生き延びたのではない。ウクライナは、現在、5年前よりも良い状態となっている。それは、基本的統計データが示している」と発言した。

大統領はまた、この達成ができたのは、活発な社会の支持と多くの人の理解があったからだと指摘した。

大統領は、「私たちはウクライナを守り、『ノヴォロシア(新ロシア)』を葬った。我々よりはるかに強固な侵略国を止めたのだ。軍を作り、それは大陸における最も強力となった。国際的親ウクライナ連合の助けを得つつ、軍は、東部の防衛を理想的に維持し続けている」と発言した。

また、その他の過去5年間の成果として、大統領は、「(EUとの)連合協定批准の外交的闘い、経済のEUへの路線変更、ウクライナ・EU間貿易量の倍増」を指摘した。

さらに、大統領は、NATOとEUともかつていないほど接近しているとしつつ、「2017年6月11日に始まった(欧州各国への)査証免除のおかげでもある」と述べた。

また、大統領は、欧州との接近と並行して、ウクライナのアイデンティティ強化も行なったとし、「それは、歴史的記憶や脱共産主義の政策であり、(ウクライナ正教会の独立を記した)トモスの獲得である。そして、最近署名したウクライナ語法もそうである」と説明した。

同時に大統領は、「結果の控えめな分野ももちろんある。それには注意を向ける価値がある。私にとって、最も残念なのは、平和確立とウクライナ領土一体性回復ができなかったことである。そして、ロシアの侵略のせいで生じた経済危機の後、生活水準の回復開始が非常に遅れたことである」と発言した。

また、大統領は、期待に添えなかった人々に対して謝罪を述べた。