パルビー最高会議議長、与党連合の崩壊を宣言 人民戦線党の離脱を受け

17日、人民戦線党は最高会議(国会)与党連合からの離脱を発表した。これを受けて、アンドリー・パルビー最高会議議長は、与党連合の活動停止を宣言し、最高会議議員に対して、新たな与党連合形成に向けた協議を始めるよう呼びかけた。

まず、同日の最高会議本会議にて、マクシム・ブルバク人民戦線党会派長が同党会派の与党連合からの離脱を発表した。

ブルバク会派長は、「2014年に形成された与党連合は、本日までに自らの課題を実行した。そのため、私たちは、現存の与党連合から離脱し、その活動が2019年5月17日で停止すること、そして新たな議題を有す新たな与党連合の形成を主導することを発表する」と発言した。

同会派長は、憲法によれば、新与党連合は、本日から30日以内に形成されなければならないと指摘した。

これを受け、パルビー議長は、「親愛なる同僚たちよ、悲しい報がある。人民戦線党の会派長による、同党会派の与党連合からの離脱の発表と、それに関係する与党連合が活動を停止したことから、私は、本日、最高会議与党連合『欧州的ウクライナ』がその活動を停止したことを報告する」と発表した。

同議長は、憲法によれば、与党連合が活動を停止してからの一か月間、最高会議議員は、新たな過半数により与党連合を形成しなければならないと説明した。

議長は、「ウクライナ憲法第83条7項にのっとり、今日、つまり、最高会議与党連合活動停止の日から1か月間で、新たな与党連合が形成されなければならない。これに関し、私は、全ての会派・グループの代表者に対して、新与党連合形成の協議を開始するよう呼びかける。また、これまでの与党連合が良いものであったことを認めようではないか」と発言した。