裁判所、スプルン保健相代行の大臣権限執行禁止を無効化する判決

キーウ(キエフ)市区行政裁判所は、ウリャーナ・スプルン保健相代行の大臣権限執行を禁止する2月5日の同裁判所の判決を取り消し判決を下した。

14日、セルヒー・カラカシャン裁判官が決定を発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

カラカシャン裁判官は、閣僚会議代表者とウリャーナ・スプルン保健相代行の提出した根拠・要請を満たす決定を下したとし、2019年2月5日のキーウ市区行政裁判所の決定により取られていた方策を無効化すると判決を読み上げた。

本件は、2月5日に判明した、キーウ市区行政裁判所がスプルン保健相代行の大臣代行権限の執行を禁止する判決を下したことに端を発する。これに対し、ウクライナ内閣は5日中に、同判決に関し、控訴するとして全閣僚声明を発出していた。11日以降、キーウ市区行政裁判所では、閣僚会議(内閣)が提出したウリャーナ・スプルン保健相代行に対する大臣権限執行禁止の判決無効化を求める要請の審議が続いていた。

なお、13日には、閣僚会議(内閣)がウリャーナ・スプルン氏が保健大臣の権限の一部を執行できるようにする閣議を採択していた。