行政裁判所、スプルン保健相代行の大臣職権限の執行を禁止する決定
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市区行政裁判所がウリャーナ・スプルン保健相代行の代行権限の執行を禁止する決定を下していたことが判明した。保健省は、現在今後の行動について法律専門家との協議を行っている。
5日、保健省がフェイスブック・アカウントで発表した。
同省発表には、「保健省は、キーウ市区行政裁判所が、最高会議(国会)議員の要求を一部認め、ウリャーナ・スプルン博士による保健相権限を執行する行為を全て禁止したことを、報道を通じて知った。現在、私たちは、法律専門家と協議をしている。本件について報告を続けていく。行動しているよ!」と書かれている。
これに先立ち、5日、オレフ・リャシュコ急進党党首は、自身のフェイスブック・アカウントにて、同党のイーホル・モシーチューク議員の提訴を受けて、裁判所がスプルン保健相代行の大臣代行権限の執行を禁止したと書き込んでいた。
モシーチューク急進党議員の提訴は、2月1日に同裁判所へ送付されたものであり、フロイスマン首相がスプルン氏に保健相代行権限を付与する閣議に署名したことに関するもの。同議員は、閣僚会議(内閣)がスプルン保健相代行を任命しており、最高会議(国会)を通じた正式な保健相の任命の審議が行われていないことにつき、裁判所に対して、フロイスマン首相に最高会議へ保健相任命提案を提出させることを義務付けるよう要請していた。