内閣、スプルン保健相代行権限剥奪判決に関し、声明を発出

内閣、スプルン保健相代行権限剥奪判決に関し、声明を発出

ウクルインフォルム
ウクライナ内閣は、キーウ(キエフ)市区行政裁判所による、ウリャーナ・スプルン保健相代行の権限剥奪に関する決定を、ウクライナの保健システム改革の進展を停止する試みだと考えている。

5日、閣僚会議(内閣)公式ウェブサイトが、全閣僚による声明を公表した。

声明には、「ウクライナ政府は、最近、ウリャーナ・スプルン保健相代行率いる保健省チームが実施している保険分野の改革努力を停止することを目的に、様々な手段でかけられている過去に例のない圧力を懸念している。この保健省チームは、同省での作業開始直後から、何年も保健分野にはびこっていた汚職スキームに対して宣戦を布告した。私たちは、それこそが、ウリャーナ・スプルンとそのチームに対する真の戦争が開始された理由であろうと考える」と書かれている。

そして、声明には、保健省が医療分野にて長期的改革を実現し始めていることが強調されている。

声明には、医療分野のこれまで開始された改革や、今後予定されている改革についても列挙されている。「正にこのチームが、医薬品へのアクセス緩和プログラム実施、医薬品購入汚職スキームの撲滅、総合診療改革、医師の給与上昇、医療分野人材教育への新しい要件の適用、心臓血管外科センター・ネットワークの展開といった政府の政策を実現しているのである。今後の改革には、無料診断の運用開始、緊急医療支援システムの補完、村落部医療ネットワークの展開が予定されている」と書かれている。

そして、内閣が今回の行政裁判所のスプルン代行に関する決定が無効化されるように努力していくことが記されている。

声明には、「今日、これらのすべての努力に疑念を投げかけ、この分野に、現在の問題の原因であるアプローチを戻そうとする試みが行われている。そのため、私たちは、キーウ市区行政裁判所による、本日のウリャーナ・スプルンを大臣代行職の権限を剥奪する決定を極めて懸念している。この決定は、法が定める手続きにて控訴されていくし、私たちは、法が定める手続きでこの決定が無効化されるよう努力していく」と書かれている。

また、内閣一同がスプルン代行を今後も全面的に支持していくことが強調された。「私たちは、同僚であるウリャーナ・スプルンへの支持を表明し、今後もウクライナ国民に良質な医療サービスを提供し続ける努力を続けていく」と書かれている。

これまでの報道では、5日、キーウ市区行政裁判所が、急進党会派のモシーチューク議員の要請を一部認め、スプルン保健相代行による大臣権限の執行を禁止する判決を下していた。


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