ウクライナ保安庁、露民間軍事会社「ワグナー」傭兵206名の情報公開

ウクライナ保安庁(SBU)は、ロシアの民間軍事会社「ワグナー」から、ロシアの軍事諜報の臨時職員として活動を行なっていたとする人物206名のリストを公開し、とりわけ、そのうち死亡した8名の個人情報を公開した。

SBU広報室がリストともに発表した。

発表には、「SBUは、民間軍事会社『ワグナー』構成員で、ロシアの軍事諜報を担う臨時職員206名の個人情報を公開する。これは、SBUが本年2月のシリアでの出来事の参加者として特定した人物であり、負傷等で死亡した8名の傭兵を含む」とある。

また、この本年2月死亡した8名のほとんどが、過去、2014〜2016年にウクライナ東部ドンバス地方のロシア・テロ集団の中で戦闘に参加していた人物であり、またその中にはロシアのクリミア自治共和国の併合に参加していた者(コロレンコ・オレグ・アルカジーヨヴィチ、ウクライナ国籍、2014年ロシア国籍取得)、あるいは、ウクライナ政府コントロール地域でロシア特殊期間によるテロ・破壊工作実行に関わっていた者(オハネシャン・ロマン・へオルヒーヨヴィチ、ウクライナ国籍、2014年7月にドニプロペトロウシク州で拘束、その後ウクライナ人捕虜と交換された)が含まれると指摘されている。