ウクライナ南部オデーサ州、58万世帯に送電復旧 依然3万世帯以上で停電続く
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ロシア軍による12日夜以降連日続いた激しいエネルギー・インフラへの攻撃を受け、住民の多くに停電が生じていたウクライナ南部オデーサ州では、17日時点で電力業者により約58万3700件の消費者への電力供給が復旧している。
電力会社「DTEK」グループがテレグラム・チャンネルで報告した。
報告には、「オデーサ州:電力作業員は、土曜に向けての(編集注:12日から13日にかけての)夜間の大規模攻撃の後、約58万3700世帯に電気が取り戻された。過去24時間で、私たちはさらに25万世帯以上への再送電に成功した」と書かれている。
同時に同社は、オデーサ州内では、依然として3万2900世帯が停電したままだと伝えている。同社は、電力作業員は、消費者に少なくとも数時間だけでも電力を届けるために、州に供給される全ての電力を活用しているとし、また修復作業は24時間体制で続けられているが、それらは困難かつ時間を要するものだと説明している。
これに先立ち、11日から13日にかけて連日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州を大規模に攻撃。変電所など、同州の重要・民間インフラ、民間船舶が損傷・破壊されていた。
写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム