ウクライナ、欧州電力網からの12月の最大送電容量の増加に合意
ウクライナは、「欧州送電系統運用者ネットワーク」(ENTSO-E)との間で、今年12月の電力輸入のための国際連系線(異なる送電網を接続し、電力を融通し合う仕組み)の最大送電容量を2.1ギガワットから2.3ギガワットに増量することで合意した。
電力会社「ウクルエネルホ」のザイチェンコ理事長が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ザイチェンコ氏は、「来月について、すでに欧州のシステム運営者との間で、2.3ギガワットへの最大輸入容量の拡大について合意に至っている」と伝えた。
同時に同氏は、ウクライナはエネルギーシステム上の制約から、現時点での最大容量である2.1ギガワットを完全には利用できておらず、電力事業者が現在その制約を除去する作業をしているところだと発言した。