EU8か国がまだロシアの天然ガスを輸入=欧州委員会

欧州連合(EU)のカイサ=イトコネン欧州委員会報道官は19日、EU加盟国の内8か国が今もまだロシア連邦から天然ガスを輸入し続けていると発言した。

カイサ=イトコネン報道官がブリュッセルでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カイサ=イトコネン氏は、「私たちが有する最新情報では、EUの複数加盟国がロシアのガスを輸入しているのだが、しかし、そのガスがどこに入っているかについての公式情報を私たちは有していない留保がある。私たちは、ガスがどこからEUのシステムに入っているかは知っているが、しかし、どこに貯蔵され、最終的にどこで消費されているかは知らない。ロシアのガスを輸入しているEU加盟国は、ベルギー、オランダ、フランス、スペイン、ポルトガルが主に液化天然ガスを、そして『トルコ・ストリーム』ガスパイプラインを通じて、ギリシャ、スロバキア、ハンガリーもだ」と伝えた。

同氏はまた、これらの加盟国が具体的にどれだけの天然ガスを輸入しているかについては情報を有していないとし、なぜなら欧州委員会は、類似の情報が開示される前にそれを提供する機関ではないからだと指摘した。

同氏はさらに、欧州委員会は、本件について、ニーズを理解し、多元化の提案をするため、またインフラに関して話すために、これら加盟国とやりとりをしていると説明した。

写真:AA