マクドナルド、ロシア市場に戻るとの報道を否定

マクドナルド社は26日、同社が侵略国ロシアの市場に戻ることを決定したかのような報道を否定した。

マクドナルド・ウクライナがXアカウントにて公式声明を掲載した

同社は、「4月26日、オンラインにて、マクドナルドがロシアに戻る可能性に関する偽情報が拡散され始めた。この情報は、ロシアのメディアが、マクドナルド社が2024年12月にロシアでの商標の再登録を申請したと報じたことに端を発している」と伝えた。

そして同社は、マクドナルドはオープンかつ透明な企業であり、同日ウクライナのメディアの空間に拡散されている情報について責任を持って明確な説明を提供したいと表明した。

同社は、「知的財産は、当社にとって最も価値ある資産の一つである。『マクドナルド』は、たとえ事業活動を行っていない国においても、世界中で自社の商標権を定期的に更新している。この措置は、当社ブランドを保護し、特にロシアにおいて、第三者の企業や個人、マクドナルドの商標を無断で使用させないためのものである」と説明した。

その上で同社は、「この点において、当社の立場は明確であり、不変のままである。『マクドナルド』は、国際的企業の中でもいち早くロシアによるウクライナへの武力侵略を非難し、2022年5月にはロシア市場からの撤退とネットワークの売却を発表した。この決定は、当社の価値を体現するものであり、マクドナルドは今後もこの価値に忠実であり続ける」と強調した。