ウクライナ中央銀行、政策金利を15.5%に引き上げ

ウクライナ中央銀行は、政策金利をこれまでの14.5%から15.5%に引き上げた。

ピシュニー中央銀行総裁が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ピシュニー総裁は、「ウクライナ中央銀行理事会は、政策金利を15.5%まで引き上げ、、金利政策の運用設計のパラメーターを調整することを決定した。これらの決定は、フリヴニャ貯蓄の魅力を維持し、外国為替市場の安定を維持し、インフレ予想をコントロールし、インフレ率を5%目標まで徐々に鈍化させることを目標している」と伝えた。

また同氏は、中央銀行は、物価動態とインフレ予想にとってリスクがさらに高まった場合には、追加的な通貨措置をとる用意があると指摘した。

中央銀行は、2022年1月に政策金利を10%に引き上げていたが、その後、ロシアによる全面侵略が始まる。その後中央銀行は数か月間にわたり政策金利を維持していたが、2022年6月3日に10%から25%に引き上げることを決定。さらに、2023年7月27日に22%に、9月14日に20%に、10月26日に16%に、12月15日に15%に、2024年3月15日に14.5%に、同年4月25日に13.5%に、同年6月13日に13%まで段階的に引き下げた後、同年12月に13.5%に引き上げ、その後2025年に14.5%まで引き上げていた。