ウクライナ電力事業者、3月に80%の発電能力を失ったと報告

ウクライナの電力事業者「DTEK」社は2日、ロシア軍による3月22日と29日の攻撃を受けて、同社の発電能力の80%を失ったと報告した。

DTEKグループがフェイスブック・アカウントで報告した

報告には、動画とともに「3月22日と29日の敵の大規模攻撃後のDTEKの火力発電所の1つの施設内は、このあり様だ」と書かれている。

同社は、DETKグループが保有する火力発電所6基の内5基が深刻な破損を被ったと伝え、「状況は極めて困難だ…」と書き加えた。

これに先立ち、3月29日の未明と朝、ロシア軍は、DTEK社の火力発電所3基に対して攻撃を行っていた。

また、3月22日には、ロシア軍によるウクライナ各地の電力施設への大規模ミサイル攻撃の際に「ハルキウ第5火力発電所」が破壊された。同発電所は、同発電所の再建には1年以上かかり、現在ハルキウへの送電は他地域から行われていると伝えている。