ウクライナ政府、冬季に向け電気や暖房の利用できる「不屈ポイント」を全国に展開開始

ウクライナのシュミハリ首相は13日、昨冬の停電時に全国に展開されていた、電気、通信、暖房、水などが用意されている「不屈ポイント」を、今秋も現時点ですでに1万3000か所展開したと発表した。

シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルで報告した

シュミハリ首相は、「電力、公共インフラの準備状況は100%に近付いている」と書き込んだ。

また同氏は、いくつかの自治体では集中暖房が稼働し始めており、その他の自治体でも天候に応じて近々、稼働すると伝えた。

その他同氏は、「私たちは、あらゆる挑戦、あらゆるあり得るシナリオに向けて準備している。すでに1万3000か所の『不屈ポイント』からなるネットワークを展開した。そこでは、人々は、危機的事態、緊急自体に電気、暖、インターネット、通信を得ることができる。大統領の指示で、今日その場所を『ジーヤ』のアプリとポータルサイト(編集注:官製総合オンラインサービス)に反映させる決議を採択する」と報告した。

その際同氏は、ウクライナ国民はジーヤでどこに最も近い不屈ポイントがあるのか見ることができ、またそれぞれのポイントの環境につき評価・感想を書き込むことができるようになると説明した。そして同氏は、これによって地方自治体はクレームがあれば迅速に対応し、問題を取り除くことになると伝えた。

写真:国家非常事態庁