インドはロシアの石油を購入しつつも価格上限には違反しない=ブルームバーグ

インド政府は、同国の銀行や貿易業者に対して、西側諸国が導入している石油購入時の価格上限を遵守するよう要請しているという。

ブルームバーグが報じた

ロシア産石油の価格上限とは、G7が発動したロシアからの石油に1バレル60ドルという価格上限を設けた制裁のこと。

同時にインド政府は、G7の対露制裁を支持すると公言はしていない。

インド政府高官の1人は、同国は最近のG20会合の際に米国やその他のG7の国々と本件につき詳細に協議してきたとし、「彼らはその取引に満足しているようだ」と発言したという。

輸入に依存するインドは、過去数か月、ロシアの原油が根下がっている機会を利用してきた。同時に、ロシアにとっては、南アジア市場が極めて重要となっている。

西側諸国は、クレムリンの収入を減らしつつ、同時に一部の原油は市場に流入させるべく、ロシアの原油輸出に1バレルあたり60ドルの価格上限を設けていた。