ウクライナ南部海洋港から農産物載せた船6隻が出帆 ドナウ川経由の出荷も継続

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28日朝、ウクライナ南部オデーサ州の港からウクライナの農産物を載せた貨物船6隻がいわゆる「穀物回廊」を通じて出帆した。

トルコ国防省がツイッター・アカウントで伝えた

発表には、「朝の時点でウクライナの港から穀物を載せた船がさらに6隻出帆した」と書かれている。

また、ウクライナのインフラ省は、フェイスブック・アカウントにて、27日には、ドナウ川のウクライナの河川港3港(イズマイル港、レニ港、ウスチ=ドゥナイシク港)方面で、ビストレ河口とルーマニアのスリナ運河を11隻の船が通過したと発表した。積載量は4万5000トンとだとし、「これは、ロシアの全面的侵攻開始の2月24日以降の期間における記録的な数字である」と指摘した。

クブラコウ・インフラ相は、3月以降、ドナウ川の港を通じてすでに400万トン以上の穀物が出荷されたとし、これは現時点でその他のどの輸送手段よりも多いと指摘した。同省は、引き続きドナウ川の輸出ロジスティックを改善していき、港と鉄道の接続条件を作り出しているという。

クブラコウ氏はまた、ドナウ川の河川港への体系的投資・現代化プログラムの実現により、年間(出荷)量は最大2500万トンまで拡大できる可能性があると指摘し、さらにインフラ省と欧州復興開発銀行(EBRD)によるベッサラビア地方の輸出ロジスティック分析の共同プロジェクトがすでに始まっていると報告した。

写真:インフラ省