ウクライナは約1か月で100万トンの農産物を輸出した=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は26日、ウクライナ海洋港からのウクライナ穀物を輸出するイニシアティブが約1か月機能しているとし、この期間で3港(チョルノモルシク、オデーサ、ピウデンニー)を通じて、2月24日以降最初の100万トンの輸出を実現したと報告した。

ゼレンシキー宇大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナの穀物と、世界食糧市場への私たちの供給が機能し始めたという事実自体が、市場における混沌と食糧危機の先鋭化を防ぎ、(食糧が)災害的に不足することを止めている。ウクライナはこれまでも今もこれからも、世界の食糧安全保障の保証国の1つであり続ける」と発言した。

同氏はまた、食糧輸出により危機が回避できているだけでなく、新たな雇用を生み出し、2023年に向けた種まきも可能にしていると伝えた。

写真:大統領府