ウクライナ南部の港からさらに3隻の貨物船が出港

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5日朝、ウクライナ南部オデーサ州のチョルノモルシク港をウクライナの穀物を載せた貨物船3隻が出港した。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相がフェイスブック・アカウントにて報告した

クブラコウ氏は、「今朝、偉大なオデーサの港から、ウクライナの穀物を載せた船の一団が出帆した。バルカー3隻、ナビ・スター、ロジェン、ポラーネットには、5万7000トンのウクライナのトウモロコシが積まれており、それがトルコ、英国、アイルランドへ向かっている。今日の船団により、チョルノモルシクからの航行が再開されたことになる」と書き込んだ。

同氏はまた、国連とトルコのパートナーたちの安全面の保証が引き続き機能すること、そしてウクライナの港からの食糧輸出が安定し、全ての市場参加者にとって予想可能なものとなることを期待していると発言した。

そして、同氏は、「そのために、私たちは、1か月につき100隻以上の船を活動できるよう港の能力を確保する予定だ。『穀物回廊』はすでに出港に向けて機能し始めてはいるが、双方向での港の完全な機能が私たちの目的である。私たちは、私たちの港に積み込みのために入港する準備のある船舶保有者の申請を受け入れており、最初の入港は明日にも見込まれている。私たちの目的は、毎月300万トン以上の農産物をオデーサ港、チョルノモルシク港、ピウデンニー港から輸出することだ。それは、ウクライナ経済だけでなく、世界にとっても必要だ。私たちの昨年の収穫物2000万トンの出荷と新しい収穫物の輸出を早められれば早められるほど、世界の食糧状況の改善も早くなる」と指摘した。

これに先立ち、1日にウクライナ南部のオデーサ港を出港し、2日にボスポラス海峡へ到着した貨物船「ラゾニ」に対し、3日、共同調整センターの海上臨検が行われていた。