次の穀物輸送の船もすでに出港の準備ができている=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は3日、黒海の回廊を通じて穀物を輸送する2回目以降の貨物船の準備はすでにできていると発言した。

クレーバ外相がキーウ(キエフ)でのレインサル・エストニア外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ氏は、現時点で、いわゆる穀物イニシアティブ合意は履行されていると伝えた。同氏は、「私たちは、その合意を今後も一貫して履行していく。合意はウクライナの農業関係者にとって有益であり、ウクライナ経済にも世界にとっても有益だ。ウクライナは現在、食品価格のさらなる上昇と個別の国の飢餓から世界を文字通りの意味で救っている」と発言した。

クレーバ氏は、次の船(複数)の出港の準備はすでにできており、合意されたスケジュールに従って、出帆していくと伝えた。そして、同氏は、「全てが機能すること、ロシアが、国連とトルコの仲介でなんとか締結に至ったこの合意を破壊し得るようなことは何も行わないことを期待してる」と発言した。

これに先立ち、1日にウクライナ南部のオデーサ港を出港し、2日にボスポラス海峡へ到着した貨物船「ラゾニ」に対し、3日、共同調整センターの海上臨検が行われた

マリーン・トラフィックによれば、現在ラゾニはダーダネルス海峡を通行している