G7は150億米ドルのウクライナ経済支援を準備している=米紙

米ワシントンポスト紙は、G7がロシアの侵略被害を補うために、ウクライナに対する新たな大型経済支援パッケージを準備していると報じた。

18日、ワシントンポスト紙がG7の計画を知る当局者2名の発言をもとに報じた

報道には、「世界の高官たちは、戦争によって生じた財政的損失を補うために、ウクライナへの支援として150億ドルを提供することを協議している」と書かれている。同時に、決定の詳細はまだ作業中だという。

なお、ウクライナ政府は、国家予算上の赤字は毎月約50億ドルとなると評価している。

このG7の支援は、ウクライナの3か月分の予算上の不足の補填に当てられることが計画されており、短期経済支援とみなされるもの。そのため、世界のリーダーたちは、ウクライナの経済再生のためのさらに大型の長期パッケージが必要となるかもしれないと指摘している。

また、ウクライナ政府ポータルサイトは、19日、ウクライナのシュミハリ首相がG7財務大臣との会合に参加したことを公表した

シュミハリ首相は、ウクライナは緊急の予算上の不足を補うために、今後3か月で少なくとも15億ドルが必要だと発言し、G7の閣僚に対して、緊急の財政支援提供を要請した。