「ウクライナとの連帯」信託基金、5月5日に運用開始=欧州理事会議長

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ミシェル欧州理事会議長は20日、「ウクライナとの連帯」信託基金の運用が5月5日に始まると発表した。

キーウ(キエフ)を訪れたミシェル欧州理事会議長がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ミシェル氏は、「私たちは(編集注:ウクライナを支えるために)あらゆる方策を講じている。私たちは、大統領とそのような支援の詳細について協議する機会を得た。数週間前、私たちは電話で話し、『ウクライナとの連帯』信託基金を作ることを決めた。5月5日、私たちは、同基金の運用開始を発表する機会を得る。それは、欧州委員会とEU全ての加盟国のサポートを受けた、ポーランドとスウェーデンとの国際ドナー会議となる」と発言した。

同氏はまた、ウクライナをサポートするための資金の動員には、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、その他の機関も参加するとし、ウクライナが全ての社会支出を行えるように、この資金を当てることを計画していると説明した。

さらに同氏は、EUはウクライナの復興プロセスを加速させるための戦略的アイデアがあると指摘した。

同氏は、「私は、今後数日、数週間で、その共同作業の性質がどのようなものかにつき、具体的なアイデアを発表できるということにつき、非常に楽観的に向き合っている」と発言した。

なお、20日、ミシェル欧州理事会議長がキーウを鉄道で訪問した。

また、ゼレンシキー大統領は、ツイッター・アカウントにて、今回の会談につき、「ウクライナの偉大な友人である欧州理事会議長のミシェル・シャルル氏が、今日はキーウにいる。私たちは、対露制裁、私たちの国の防衛・財政サポート、EU基準への合致に関する質問表への回答について協議した。中身のある会談とウクライナの人々との連帯をありがとう!」と伝えた。

写真:大統領府