ベーアボック独外相、露発エネルギーの輸入を完全に止める意向を発表

ドイツのベーアボック外相は29日、ロシアのウクライナ侵攻は何百万人の人々を苦しめているだけでなく、それにより欧州はロシアからのエネルギー輸入から完全に独立しなければいけないと理解することになったと発言した。

ベーアボック独外相が独外務省主催の「ベルリン・エネルギー移行対話」フォーラムの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ベーアボック氏は、「ロシアがウクライナに対して戦争をしている現在、それは21世紀の具体的な安全保障上の利益と地政学についての話である。現在、遅延なくロシア初の化石燃料の輸入から完全に独立することが極めて重要となっている」と発言した。

同氏はまた、ハーベック独経済相による、ドイツは過去数週間ですでに特に石油の輸入を半減させたとの発表に触れ、「私たちは、あらゆる他の分野で輸入を半減させるだけでない。私たちは、ロシアから入ってくる化石燃料を全て断念する」と発言した。

同時に同氏は、ドイツは短期的には天然ガスと石油を他国から輸入し続けるが、同時に、中期的、長期的展望で、再生可能エネルギーへの完全な移行に向けた準備をしていくと発言した。