スペースX社ロケットによるウクライナの衛星「シーチ2−30」の打ち上げ成功

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13日、ウクライナの衛星「シーチ2−30」がスペースX社のロケット「ファルコン9」により米ケープカナベル宇宙軍施設第40発射施設(SLC-40)から打ち上げられた。

発射はキーウ(キエフ)時間17時25分、ロケットから衛星の切り離しは18時50分に行われた。

また、ウクライナ大統領府広報室は、ゼレンシキー大統領がオンラインでウクライナの衛星「シーチ2−30」の打ち上げの様子を視聴したことを伝えた

大統領府は、この衛星は「シーチ2」の改良版であり、国営ピウデンネ社をはじめとするウクライナの企業により開発されたものであり、またウクライナの衛星の打ち上げは11年以上ぶりだと説明した。

ゼレンシキー大統領は、「私は、これは私たちの国の宇宙計画の新しい段階のはじまりだと思っている。ウクライナの衛星『シーチ2−30』により、私たちは、パートナーからだけでなく、自らの情報も得られるようになる。それは非常に重要だ」と発言した。

発表にはまた、同衛星は地球上表面のデジタル画像の取得を目的としたものであり、土地利用、農業、林業、地図製作、水資源管理、災害モニター、安全保障・国防、違法行為摘発のために利用が可能だと書かれている。

写真:大統領府