ウクライナは「スターリンク」の代替手段を探している=大統領顧問
ウクライナのベスクレストノウ大統領非常勤顧問は29日、スペースX社が提供する衛星インターネットシステム「スターリンク」の最近の速度制限を受けて、ウクライナは代替手段の模索を余儀なくされていると発言した。
ベスクレストノウ大統領顧問(コールサイン「フレッシュ」)が記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ベスクレストノウ顧問は、「私たちは立ち止まっておらず、代替手段を模索している。アマゾン社のプロジェクトは急速に発展している。私たちはすでに多くの人工衛星が存在することを知っている。欧州の『ワンウェブ』や『ユーテルサット』のプロジェクトも発展している。私たちは模索する必要がある。なぜなら、前線の若者たちが『多分、もうこれで終わりだ、『スターリンク』は機能しなくなる、何か考えなければいけない』と言っていたことが、すでに何度かあったからだ。しかし、私はあなた方に、これが軍に影響を与えることはないと述べよう。仮に今この瞬間に『スターリンク』が切断されたとしても、軍の指揮統制には影響を与えることはない。私たちにはすでに代替チャンネルが構築されているからだ。何度かの事例を経て、教訓は学ばれている」と述べた。
同時に同氏は、「スターリンク」がなくなると、前線航空隊の運用や、遠隔の陣地にいて家族と連絡を取ることができない軍人たちにとって問題が生じると指摘した。
同氏はそして、「私は前線で、それが兵士と家族をつなぐ唯一のチャンネルであるのを見てきた。つまり、それは私たちの軍を支えるために精神面でとても必要なものなのだ。例えば、一部の電子戦部隊やFPVの操縦士が非常に遠くにいて、携帯電話の電波も含め通信が一切存在しない場合、これが家族との唯一の交流回線となる。それはとても大切なことだ。私はそのような回線を有す機会を与えてくれていること、私たちの軍人を支援してくれていることにつき、スペースX社と『スターリンク』に感謝していると述べてきた」と発言した。