「欧州の参加が重要」=ゼレンシキー宇大統領、将来のあり得る安全の保証案を説明
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、欧州はウクライナのための将来の安全の保証とウクライナの戦後復興の議論に関与しなければならないと発言した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちは、3者(編集注:ウクライナ、米国、ロシア)形式の会談が継続される際には常に欧州が参加する交渉の機会が見出されることを期待している。なぜなら、私の見解では、(編集注:ウクライナのための将来の)安全の保証の問題が欧州抜きで議論されることはあり得ないからだ」と述べた。
また同氏は、協議されている(ウクライナのための将来の)安全の保証には複数の形式が存在するとし、その中には欧州が含まれるものもあれば、含まれないものもあると指摘した。
その点につき同氏は、「1つ目の形式は、米国によるウクライナへの2国間の安全の保証だ。そこでは『第5条に類する』保証システムが話されている。2つ目の形式は、米国からのバックストップを得た上での『有志連合』だ。この形式が欧州抜きで議論されることはあり得ない。第3の選択肢はNATOだ。そしてこれもまた、同盟の一部である欧州抜きで議論されることはあり得ない」と語った。
同氏はそして、ウクライナの戦後復興、経済面のニーズと挑戦についても別途話し合われていると伝えた。
その際同氏は、「それは、私たちがブリュッセルで議論しようとしていたことでもある。それらもまた欧州抜きで議論されることはあり得ない。なぜなら現在、欧州がウクライナへの兵器と私たちの予算につき資金面で支援しているからだ。同様に、私たちは予算にも、EUにも、首脳たちにも、ウクライナに来て復興を支援する彼らの企業にも期待している。そのような、いわば『マーシャル・プラン』のようなものを、私たちは欧州なしでは思い描けない」と述べた。
そして同氏は、概念上の問題については、ウクライナは米国の仲介によりロシアと議論することができるが、欧州の参加を前提とする安全の保証の議論の際には、欧州のパートナーたちがその交渉に関与しなければならないと強調した。
同氏はその上で、「そしてウクライナは、この戦争の過去数年間を通じて、欧州が全ての本質的な議論に参加すべきだと主張しているし、私たちはこの考えを他の参加者たちにとって明確かつ絶対のものとすることに成功した」と指摘した。
写真:大統領府