「ウクライナは強い、誰もがそれを認めている」=ゼレンシキー宇大統領、防衛支援会合と欧州理事会会合を総括
ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、訪問したブリュッセルでの協議を総括し、主要な議題はウクライナの防空の強化、ウクライナ軍への資金調達、対弾道ミサイル・プログラムだったと報告した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「私たちは『ラムシュタイン』(編集注:ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合)を行い、ブリュッセルではまたウクライナ・欧州理事会会合があった。これは私たちの歴史の中でウクライナが参加した最も長い会合であり、確かにとても重要なものだった。全てのパートナーたちの主要な結論は、ウクライナは強く、完全に誰もがそれを認めている、というものだ」と発言した。
また同氏は、ロシアの首脳プーチン氏が立ち止まることを望んでおらず、同氏が平和を望んでいるかのように述べているのは嘘だと指摘した。同氏はその際、「全てのパートナーたち、全ての欧州人がそれを感じている。しかし、皆が、私たちは一緒に彼を止めることができると確信している。大切なのは、『一緒に』『止める』ということだ」と述べた。
同氏はそして、今日ウクライナに必要なのは防空、軍のための資金、軍人との契約のための資金だと強調した。その際同氏は、「パートナーたちは同意しており、私たちは皆でこれに向けて取り組んでいく」と伝えた。
その他同氏は、欧州の対弾道ミサイル・プログラムの重要性を強調し、「ウクライナは諦めない、だから私たちは確実にこれをやり遂げる。これは私たちのイニシアティブであり、現在はパートナーたちと一緒だ。プーチンは私たちの全てが燃えることを望んでいる。彼は狂人だ。パートナーたちはそれを感じている。ウクライナはそれでも、彼との交渉の用意があるのだ」と発言した。
さらに同氏は、プーチン氏は自国軍が戻ってくることを恐れているとし、そのため勝利のない戦争の終結をとても恐れていると指摘した。同氏はその際、「勝利は生じない。彼は自分の軍を物理的に恐れている。そのため、もし具体的な安全の保証のない停戦となれば、彼は戦争に戻るだろう(編集注:プーチン氏が新たな侵攻に踏み切るだろうとの意味)。そしてその時は、別の国々が攻撃にさらされるかもしれない」と警告した。
NATOに関して大統領は、ウクライナは現在「世界第二の軍」に劣らない、事実上NATOの「第二の軍」だと形容した。同氏はまた、「そのため、私たちこそが、NATOにとって法的に必要なのだ。これは既に全ての首脳によって認められている事実だ。プーチンは死ぬまでクレムリンにいるだろう。彼には『ソ連の復活』という1つの目的がある。ウクライナなしでは、それは不可能である。だから私たちはこれほど苦しいのだ」と発言した。
同氏は、ラムシュタイン会合の際に、ウクライナは9か国からPURLプログラムへの貢献の確認を受け取ったと述べ、「それは10億ドル以上の防空システム『パトリオット』用のミサイルだ」と述べた。
写真:EU