ウクライナ、中東諸国と「シャヘド」対策で協力の用意あり=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、同国はイラン製「シャヘド」から空を守る問題において、中東諸国と協力する用意があると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今朝、アラブ首長国連邦の指導者たちと話をした。私たちの外交官があらゆるレベルで中東の代表者たちと作業しているのに加え、近日中に、連絡がついている、あるいは協力を望んでいる各国の首脳全員と話し合うつもりだ。間違いなく、皆にとっての最優先課題は、いかにして空を守るかだ」と述べた。

また同氏は、ウクライナは他のどの国よりも大規模な航空攻撃がどのようなものかを知っており、その経験を共有する用意があると発言した。同時に同氏は、ウクライナへの大規模な攻撃は止まっていないため、現状では兵器や指導官チームによる支援を行う余裕はないとも述べた。

同氏はその際、「もし、訓練や私たちのチーム、私たちの兵器といったグローバルな話をするのであれば、昨日私が述べた通りであり、もし中東の首脳たちがプーチンとの交渉に成功し、少なくとも彼らは良好な経済関係にあるのだし、、彼ら(編集注:ロシア)と『停戦』に合意できるならば、その時は今日私たちの空を守っている者たちが現地へ行き、イランの攻撃から世界を守る方法を教えたり、あるいは自ら守ったりすることができるだろう。しかし、私たちにミサイルが飛んできている間は、残念ながら、私たちはここで自国を守っていく」と指摘した。

また同氏は、中東諸国との防衛面でのより緊密な協力のためには、戦略的パートナーシップというテーマを検討する必要があると述べ、それにより、防衛分野での協力を別のレベルへと引き上げることが可能になると指摘した

同氏はそして、「国家間に戦略的パートナーシップがあれば、私たちは兵器、教育、訓練の面でも助け合うべきだ」と述べた。

その他同氏は、ウクライナは欧州諸国や米国と戦略的パートナーシップ協定を結んでおり、それらの国々に脅威が生じた場合には、ウクライナは可能な限りの支援を提供することになると強調した。

同氏は加えて、「中東諸国とは関係を築いているところだ。同様のことができるだろう。例えば、現在彼らは防空システム『パトリオット』やミサイル『PAC3』を保有している。それらは重要か? とても重要だ。何よりも彼らにとって。しかし、それは数百機の『シャヘド』から守ってくれるだろうか? 私たちは知っている。答えはノーだ。それは機能しないモデルだ。一方、私たちは『PAC3』が不足しているだろうか? イエスだ。例えば、私たちが戦時下で不足している兵器について話すなら、彼らがミサイル『PAC3』を私たちに提供してくれるなら、私たちは彼らに迎撃用無人機を提供する。それは対等な交換だ。間違いなく、私たちはそれを実行するだろうし、現在チームが活動しているのであれば、結果を見てみようではないか」と述べた。

写真:大統領府