米国によるウクライナへの安全の保証はトランプ氏の決断に左右される=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国によるウクライナへの安全の保証は、何よりもトランプ大統領の立場に左右されることになると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者団の質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「問題は、トランプ大統領がウクライナにどのような安全の保証を与える準備があるかだ。法的な拘束力を持つもの(編集注:保証)は、トランプ大統領と連邦議会の双方の立場に左右されることを私は承知している。また、各チームが協議を行って、共通のビジョンが生じていることについては感謝している。しかし、それでもやはり全ては米国大統領次第なのだ。彼が何を与える準備があるのか、いつ与える準備があるのか、そして(編集注:保証が有効となるのはは)どれぐらいの期間なのかということだ」と説明した。

また同氏は、安全の保証に対するウクライナ側の願望が、米国から提供される保証と一致すれば、トランプ氏に感謝することになると補足した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、アクシオスとのインタビューの際に、国は安全の保証の二国間協定の有効期間を15年と提案しているが、自身はそれでは不十分だと考えていると述べていた

その際ゼレンシキー氏は、「私たちは15年以上が必要だと思っている」と述べ、トランプ氏がその立場を支持したら、それは「大きな成功」と見なすと発言していた。

なお、ゼレンシキー大統領とトランプ大統領は、28日にフロリダ州で会談する予定。

写真:大統領府