有志連合参加の複数の国が「地上での支援」の準備あり=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、ウクライナへの将来の安全の保証の提供の協議を行う国々「有志連合」の内、複数の国に「地上での支援」をウクライナに提供する準備があると発言した。同時に同氏は、詳細は一切公開しないと強調した。

ゼレンシキー大統領がハーグ訪問時のスホーフ蘭首相との共同記者会見の際に発言した。

ゼレンシキー氏は、「ご存じだろう。私たちには、30か国以上の有志連合があり、個々の国が概ね自らの役割、ないし自らの提供の規模を理解している。ある国はインテリジェンスのみを提供する準備があり、ある国はウクライナへ軍を提供する、ブーツ・オン・ザ・グラウンド(地上部隊の派遣)である。それは文書上にある」と発言した。

また同氏は、有志連合諸国の首脳たちは、同連合の活動に関する文書を拡散しないことで合意しているとし、なぜなら連合は停戦後にのみウクライナに安全の保証を提供する準備ができるからだと述べた。

同氏はそして、「それは共通の決定だ。つまり、その局面の後に彼らの準備ができ、(編集注:その時になってはじめて)どの国が何を提供できるかをあなた方は見ることになる。それぞれの憲法に応じて、様々な地位がある。国の様々な地位のことであり、そのため国々が提供できることは異なるわけだ。それは現在、フランスと英国のリーダーシップで生じていることだ。両国がその共同計画を策定した。しかし、確かに、多くの国に支援の準備がある」と発言した。

これに先立ち、英国のヒーリー国防相は16日、安全の保証の一環として、和平確立後のウクライナへ将来的に部隊を展開する準備を確実にするため、自国軍に資金を拠出していると発言していた

写真:大統領府