ウクライナとの関係は協定をはるかに超えたもの=トルコ無人機メーカー「バイカル」CEO

トルコの無人航空機「バイラクタルTB2」で知られる無人機メーカー「バイカル」は、対ウクライナ支援を道徳的な義務とみなしており、ウクライナの未来を信じて、同国に無人機製造工場を建設している。

ハリュク・バイラクタル「バイカル」社最高経営責任者がウクルインフォルムとのインタビューの際に発言した(リンク先はウクライナ語)。

バイラクタル氏は、「ウクライナとの私たちの関係は、単なる貿易協定の域をはるかに超えている。その基盤にあるのは、ウクライナの完全な独立と領土一体性に焦点を当てた友情、それから協力の精神だ」と伝えた。

また同氏は、ウクライナに無人機「バイラクタルTB2」を売却すること、その後、無人機を贈呈することを決めたのは、ウクライナの人々を支援するためだったと指摘した。

同氏はその際、「2018年に行われた行動は、ウクライナに関する長期的なビジョンの一部だった。私たちのその後の支援提供に関する決定は、ウクライナの人々の信じられないほどの抵抗と、世界中の人々が支持した連帯と親切の心からの雰囲気への返答だった。私たちにとって、それは道徳的な義務だったのだ」と述べた。

バイカル社がウクライナ国内に建設した工場に対するロシア軍の攻撃については、バイラクタル氏は、どのような攻撃もウクライナとの関係の発展に影響を与えることはないと明言した。

その際同氏は、「私たちがウクライナに建設した工場もまた、ウクライナの明るい未来に向けた私たちの信念の、非常に具体的な象徴なのだ。(中略)どのようなミサイルであろうと、私たちの友情を傷付けることはできない。あの攻撃は私たちの計画に変更も全くもたらしていない。私たちは、被害評価を終えており、スケジュールに従って前進している」と語った。

同氏はまた、バイカル社は、ウクライナの人々の英雄的な抵抗を支援し、戦場でウクライナの防衛者に支援する機会を最大の報酬だと思っていると述べた。

写真:バイカル社