クビリュス欧州委員、ロシアの無人機のEU飛来につき「今度は私たちがウクライナの支援必要」
欧州連合(EU)のクビリュス防衛・宇宙担当欧州委員は29日、EU空域における最近のロシアの挑発行為が続く中、EUはウクライナに対無人機システムの構築支援で支援を求めていると発言した。
クビリュス欧州委員がワルシャワ安全保障フォーラムにおけるパネルディスカッション「開戦前に戦争に勝つ 欧州のウクライナ戦略」の際に発言した。
クビリュス氏は、「ロシアによる挑発、欧州の防衛能力のテストがより頻繁に生じていること、私たちが非常にはっきりと対応しなければならないことは全くもって明白である」と発言した。
また同氏は、ウクライナ人は現在無人機との戦いにおいて、ユニークな知識とノウハウを持っていると強調した。
そして同氏は、「私は、私にとっては奇妙だが、シンプルな結論に至った。私たちは、ウクライナをどのように助けるべきかについて話してきたし、私たちはウクライナへの支援を増やさなければならないが、しかし、今度は私たちがウクライナに対して私たちを助けることをお願いしなければならないのだ」と発言した。
同氏はその際、26日の自身が主催し、EU加盟国とウクライナの国防相が参加した、ウクライナを加え、同国の経験を利用した形での「無人機の壁」の創設に関する会合の開催に言及した。
そして同氏は、ロシアの挑発件数は増えていくだろうとし、そのため欧州の防衛準備は強化されねばならないと述べた。
そして同氏は、「私たちはもうすぐ環境の変化を確実に反映したロードマップを得ることになる」と発言した。