米国は「トマホーク」ミサイルのウクライナ供与を議論、最終決定はトランプ次第=ヴァンス米副大統領

米国のヴァンス副大統領は、トランプ米政権内では、ウクライナの要請に応じて、巡航ミサイル「トマホーク」を供与することについての議論が進められていることを認めた。

ヴァンス副大統領がフォックスニュースとのインタビューの際に発言した

ヴァンス氏は、ウクライナへの「トマホーク」ミサイル供与に関する記者の質問に対し、「それはトランプ大統領が最終決定を下す問題だ」と答えた。

その際同氏は、トランプ氏が「米国の最善の利益に適うことを行っていく。それが彼の外交・防衛政策の決定における原動力だ」と指摘した。

同氏はそして、トランプ氏自身がその決定を発表するだろうと述べ、「正に今この瞬間、私たちはその問題(編集注:トマホーク供与)について議論している」と付け加えた。

なお、ゼレンシキー宇大統領は、昨年9月に大統領に就任する前のトランプ氏と会談した際に提示したウクライナの「勝利計画」の秘密項目で、米国の巡航ミサイル「トマホーク」の供与を要請していた

また、ウクライナのゼレンシキー大統領は、今月23日の国連総会会場内での会談の際に、トランプ米大統領に対して、ロシアのプーチン氏を交渉の席に着かせられる新しい兵器システムの提供について具体的な要請を行ったと発言していた

写真:AA