ウクライナのための安全の保証は停戦後に発効する=マクロン仏大統領

フランスのマクロン大統領は4日、欧州が中心となって将来ウクライナに提供する予定の安全の保証は、停戦後に発効し始めると発言した。

マクロン大統領が同日の有志連合会合後にゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に、ウクルインフォルムの特派員の質問に答える形で発言した。

マクロン氏は、「停戦開始に関する立場は、私たちが米大統領との間で合意したものだ。結局のところ、それはアラスカでの会談時にプーチン氏によって拒否されたのだ。つまり、現在、停戦とは、もはや和平協定である。実際のところ、あらゆる形態、つまり、停戦、休戦、和平協定について話が行われている」と発言した。

そして同氏は、「大砲が沈黙したらすぐ、安全の保証が始まるのだ」と補足した。

加えて同氏は、安全の保証とは意思の宣言ではないのであり、それは個々の国によって今後数週間で形式化されていくものだと指摘した。

同氏はその際、「今後数週間、私たちは和平条約を形にしていく。個別の和平条約だけではなく、マルチの文書でもだ」と発言した。

なお、同日、マクロン大統領は、「有志連合」に参加する26か国が、ウクライナの安全を保証するために、陸・海・空でのプレゼンスを確保する用意があると発言していた

またゼレンシキー宇大統領は、26か国がウクライナに安全の保証を提供する用意があることは、久しぶりに具体的な決定だと発言した。