プーチンはかつてないほどに弱くなっている=ヒーリー英国防相
英国のヒーリー国防相は3日、ロシアの首脳プーチン氏が北京の軍事パレードに出席したことは、彼の弱さと依存を際立たせているだけだと指摘した。
ヒーリー国防相が訪問先のキーウでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、北京での中国軍の軍事パレードへのプーチン氏などの出席への見方を質問されると、ヒーリー氏は、「そこから私は2つの結論を出している。私たちが、北朝鮮がプーチン氏の前線での支援のために部隊を提供するのや、中国が技術や極めて重要な部品を提供するのを目にしている時、それは、プーチンが他の者に支援を乞うていることを示しているのだ」と発言した。
同氏はそして、プーチンは「自身を強く見せるのが好きだが、しかし実際には彼はかつてないほどに弱くなっているのだ」と指摘した。
その際同氏は、プーチンの弱さの原因として、「彼は100万人以上の兵士、1万両以上の戦車や装甲車を失ったのだ。彼の黒海艦隊は、実質的に自国の艦隊を持たない国によって屈辱を受けている」と指摘した。
さらに同氏は、プーチンは自らの戦略的目的を1つも達成できなかったことを喚起し、「彼は3日間でこの戦争に勝つと思っていたのだが、しかし、戦争は、ウクライナ人の勇敢さによって、3年半経った今も続いている」と指摘した。
同氏はその他、キーウ訪問の際に決意の精神を感じたと述べた。その際同氏は、「シュミハリ大臣や、違法な侵攻との戦いを続ける軍の決意、今朝会った無人機生産工場の男性、女性からの決意、5回の爆撃を受けたにもかかわらずだ。また、平和が訪れた時に、その平和を確保し、ウクライナを必要な限り支え続けるという、『有志連合』の国々の国防相の決意もだ」と発言した。