ウクライナへの安全の保証はNATO第5条のようであるべき=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、現在取り組みが行われているウクライナのための安全の保証は、北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛を定める第5条のようなものであるべきだと発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウを訪れたルッテNATO事務総長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「それは『第5条のような(article 5 like)』保証であるべきだ。つまり、NATO条約第5条のようなものであり、それは真に実効的な安全の保証である。私たちは、正にそのような結果に到達せねばならない」と指摘した。

また同氏は、現在ウクライナのための安全の保証の具体的内容についてほぼ毎日協議が続いているとし、協議は安全保障担当首脳補佐官、軍人、外交官のレベルで行われていると伝えた。

同氏はさらに、安全の保証の問題は、ウクライナ軍への資金拠出の問題でもあるとし、ウクライナを守れるだけのウクライナ軍の数と質の問題だと指摘した。

なお、22日、ルッテNATO事務総長がキーウを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談していた。